高血圧の人に有効な食べ物がある一方で、逆に高血圧の人が避けておいた方が良い食べ物ももちろん存在します。

一般的に高血圧の人は塩分の高い食べ物を多くとり過ぎていると言われていますが、実際に塩分が多く含まれている食べ物は高血圧の人は避けておいた方が良いでしょう。
とはいえ、どうして塩分を取ると血圧が上がるかについてはその仕組みを知らない人も多いのではないでしょうか。

塩分を摂取すると、血液の中のナトリウムの濃度が上昇します。
すると、ナトリウムの濃度を下げようとして、身体は水分、つまり血液をたくさん流そうとします。
血液がいつもよりたくさん流れるという事はそれだけ血管に負担がかかるという事になり、高血圧の引き金になるというわけです。

ソーセージやベーコンなどの肉加工品やチーズなどは塩分が高い食べ物の代表なので、高血圧の人は極力食べないようにした方が良いでしょう。

しかし、塩分の摂り過ぎだけが高血圧の原因になるのではありません。
実は日本人の半分は塩分を摂取しすぎても高血圧には直接影響しない体質の人なのです。
この体質の人を食塩非感受性といいます。
とはいえ、もう半分は塩分によって血圧が上昇する人たちなので、高血圧には塩分が良くないと警鐘を鳴らしています。

塩分よりも高血圧の人に悪影響を与える食物、それは動物性脂肪を多く含む食べ物です。
どうして動物性脂肪を含む食べ物が高血圧の人に良くないかというと、動物性脂肪も私たちの体には必要不可欠な栄養素ではありますが、必要量以上に摂取すると、体内に悪玉コレステロールがたくさん作られます。

この悪玉コレステロールは血管に付着しやすい性質を持っていて、血管の通り道を狭くしたり、血液自体をドロドロにする働きを持っています。
血管が狭くなることと、血液自体がドロドロになることの相乗効果によって血管の中に血液が流れる際に血管に大きな負担がかかってしまいます。
その結果血圧は大きく上昇し、高血圧を引き起こすというわけです。

これらの働きを見ると、高血圧の人にとっては塩分よりも動物性脂肪をたくさん摂取することの方がご法度だという事がよくわかります。

動物性脂肪を多く含む食材について

では、具体的に動物性脂肪をたくさん含んでいる食べ物にはどのようなものがあるのかというと、ハンバーガーやフライドポテト、チキンナゲットなどのいわゆるファーストフード、そしてポテトチップスをはじめとしたスナック菓子、カップラーメンや焼きそばなどのインスタント食品やレトルト食品、コンビニ弁当や冷凍食品など、レンジで温めるだけで食べることが出来るもの、そしてケーキやアイスクリームなどの洋菓子類などがあげられます。

これらの食べ物は美味しいですし、手軽に食べることが出来るので大好きだという人も多いのではないでしょうか。
みんなが大好きで手軽に食べられる食べ物が実は動物性脂肪をたくさん含んでいる高血圧の人にはあまり良くない食べ物であることがとても多いです。

そして、ポテトチップスやハンバーガー、フライドポテトやインスタント食品などは動物性脂肪が多いことに加えて、高血圧の引き金になる可能性がある塩分も多く含んでいます。
高血圧の人にとっては大敵ともいえる食べものでしょう。

美味しいのでついつい食べたくなりますし、絶対に食べてはいけないというわけではありませんが、自分自身の健康を考えるのであれば今までよりも食べる機会を減らす努力をした方が良いでしょう。

また、現在研究段階ではありますが、カフェインも血圧を上昇させる作用があると言われています。
コーヒーや紅茶、緑茶などはカフェインを多く含む飲み物として一般的に知られていますが、これらの飲み物も高血圧だと診断された人はあまり飲まないようにしておいた方が無難です。

また、偏った食生活も高血圧をはじめとした生活習慣病の大きな原因となります。
高血圧と判断されたら、食生活を見直すことを検討してみましょう。