高血圧かどうかは自身の健康状態を知る上で非常に重要です。
そのため、医療機関などで血液検査を行う必要があります。
血液検査では血液の水分割合を調べることができます。

血液の中にある液体成分を血漿と呼びますが、この血漿と血中の固形物のバランスが大切です。
血漿が少ないと血がドロドロしていると判定できるので、そのドロドロを押し出すために高血圧になっていると分かります。

また、脂肪代謝の血液検査ならばより詳細に調べることができます。
ただし、血がドロドロでなかったとしても、血管が狭くなっていたりすると高血圧になるので、血液検査で全てが分かるわけではありません。
他の検査結果と照らし合わせて判断する必要があります。

尿検査は一見血液とあまり関係がないように思われがちですが、実は高血圧かどうかの判断材料になります。
尿の中にタンパク質や糖、沈渣があるかどうかで高血圧の種類を識別することもできます。

例えば尿の中にタンパク質があれば腎臓に障害が起こっていると判断できます。
この場合は高血圧の原因は腎臓にあるということです。
尿の中に糖があると糖尿病の可能性があり、高血圧と重なると重篤な病に繋がってしまう恐れがあります。

病院などで低カリウム血症と診断された場合はこれも高血圧の原因となっている可能性が高いです。
体内では塩分などに含まれるナトリウムとカリウムが血圧をコントロールしています。
一般にナトリウムが多いと高血圧になり、カリウムが多いと低血圧になります。
低カリウム血症ではカリウムが足りていないので高血圧になっていると判断できます。

他にも眼底検査で高血圧の影響を調べる方法もあります。
眼底と呼ばれる部分には細い動脈が走っています。

ここを調べると動脈硬化の進行具合を判断できます。
動脈硬化は血管の柔軟性が失われている状態であり、高血圧に直結する要素の1つです。
発覚すればすぐに対処しないと重大な病を引き起こしてしまう可能性もあります。

定期的に自宅で自分の血圧チェックをしよう

医療機関では血圧に関して詳細に調べたり、異常があればすぐに対処できたりするので便利ですが、毎日医療機関に足を運んで検査するのは容易ではありません。
そこで自宅でのセルフチェックをお勧めします。

血圧計は一般に売られているのですぐに購入できます。
毎日の起床後1時間以内と、就寝前に血圧を測定して記録しておくと異常があった際に気付きやすくなります。

もちろん、病院での定期的な検査も大切ですが、自宅でのセルフチェックも大きな意味があります。
病院での血圧測定と自宅での血圧測定では高血圧の基準がやや異なります。

自宅で測るときは収縮期血圧が135以上、拡張期血圧が85以上で高血圧とされています。
病院では収縮期血圧が140以上、拡張期血圧が80以上で高血圧と判定するので少しだけですが違いがあります。

自宅で血圧計を使用する際に間違った使用方法をしていると正確に測れないので注意しておきましょう。
また、直前に飲食をしたり、歩いたりしていると血圧は高くなってしまいます。
そのため、血圧計を使用する前から安静な状態を持続するのが大切なポイントです。

血圧は時間帯によって変動するので、毎日決まった時間に測るようにしましょう。
自宅での血圧測定の記録は医師に見せることで診断や検査に役立てられます。

セルフチェックでは高血圧かどうかの判断はできますが、その原因を突き止めることは困難です。
そのため、自宅で血圧検査を行っている場合でも医療機関での定期的な血液検査、尿検査などの重要性は変わりません。
ただし、自宅でセルフチェックを続けていれば、何か異常が発生した際にすぐに気付きやすくなり、早期の治療が行いやすくなるという大きなメリットがあります。